◆(左から)カーター記者・デイビス記者・マルコ記者見習い・トーマス編集長・ヘレン記者

「キースがく然!雷ギターが消えた!?」


先月バンド結成ライブが大盛況だったギタリストのキース
ところが彼の愛器・伝説の雷ギターが突如消えたのだ!
ボーカルの妹・ハンナによると「お兄ちゃんがギターを持って出掛けて行くのを見た」というのだが、キースは「出掛けていない」と意見が食い違っている。
もしや、キースのニセモノが…!?
現在警察がキースの自宅周辺の捜査にあたっている。

(カーター記者)


「怪盗紳士からの挑戦状!」


当紙の予想は的中した!
ギタリスト・キースの元に、怪盗紳士からの挑戦状が届いたのだ!何やら難解な暗号文もついている。
『雷ギターを返してほしければ、この暗号を解くがいい!

激怒するキース。「解ける奴はいねぇのか!?」
こういう時に頼れるのは…「彼」しかいないだろう!

(カーター記者)


「盗まれた雷ギターの威力!」


警部とギタリスト・キースは、急きょ名探偵の事務所がある中央部へと向かった。

キースの話によると、盗まれた雷ギターは奏者の体に痺れを起こす、とても危険なものだという。彼の毛が逆立っているのもそのためなのだ。
そして音の威力もすさまじく、冬の北部で鳴らすと大雪崩が起こるほどなのだ。知らずに触ると大変なことになるだろう。
皆さん、ご注意願いたい!

(カーター記者)


「名探偵、暗号解読なるか!?」

 

名探偵の事務所に到着した、警部とギタリスト・キース。
怪盗紳士からの挑戦状に書かれた暗号文を解いてもらうためだ。

部屋には不機嫌な表情の名探偵が。
暖炉の脇には贈り物が山積みになっている。
「誕生日くらいゆっくりさせてもらいたいんですけどねぇ…」
そう言いつつも、警部から暗号文を受け取ると、途端に真剣な目つきに。

「…ところでキース君、君の誕生日はいつですか?」
「6月9日だ!くだらねぇこと聞いてないで、とっとと暗号を解いてくれ!」
苛立つキースに、暗号文を見せる名探偵。
「『HAPPY BIRTHDAY』と書いてありますが…」

一体どういうことだ!?
(カーター記者)

「盗難事件と見せかけて…!?」


「今朝方、贈り主のわからない変な届け物で起こされましてねぇ。おかげで寝不足で…」
暖炉の脇に置かれた未開封の小包を指す名探偵。
警部とキースが慌てて包みを開けると、なんと雷ギターとメッセージカードが!

「『親愛なる名探偵くん、お誕生日おめでとう!下手なバイオリンはやめて、コイツに代えてみないかい? 怪盗紳士より』と書かれてますぞ」
「余計なお世話です…」
今回の事件、どうやら怪盗紳士の洒落っ気だったようだ。

(カーター記者)


「エリザベス絵本原画展、本日から!」


『ナナとハチの大冒険』や『ようせいたちのすむところ』など、数々の人気絵本で知られるエリザベスの原画展が、中央美術館で開催中です。貴重な初期作品も大公開!14、21日にはサイン会も。

 

(ヘレン記者)

 

●エリザベス絵本原画展…8/10~22。中央美術館にて。


「山賊あらわる!!」


白髪仙人を探す旅を続けるガオとロバート氏。
東部へ渡るため、中央部の旧港を目指しますが、道中道に迷ってしまった様子。
森の中で山賊の一団に狙われ絶体絶命の危機…!!

結果はお察しのとおり、ガオが全員やっつけちゃいましたが…。

(ヘレン記者)


「山賊再び!!」


相変わらず森で迷っているガオとロバート氏。
そんなふたりの後をつけてくる怪しい影が…!

「昨日の仕返しか!?コソコソしてないで出てこい!」
ガオが一喝すると、慌てて飛び出してきたのは山賊3兄弟
「とんでもねぇ!子分にしてくだせぇ!」「ガオ親分!」「ロバートの旦那~!」

ガオは断固拒否したのですが、不憫に思ったロバート氏が同行を許可しちゃったみたいですよ

(ヘレン記者)


「避暑地で休息だよ!」


家族でギンガム湖の別荘に来ているよ!

トムおじさん(お休み中は編集長じゃないんだよ)も一緒だよ。

湖のまわりをひとりで散策していたら、とてもきれいな姉妹がいたんだ。目がクギヅケになったよ!
明日も会えるといいなぁ。

(マルコ記者見習い)


「いつの間にやら珍道中!?」


子分にした山賊3兄弟の道案内のおかげで、ようやく森から抜け出したガオとロバートの一行ですが…。


「ガオ親分はどこの出身で?」「どうしてちっこいのにそんなに強いんで?」
山賊たちの質問攻めにガオはイライラ。そんなガオをなだめながら、話を逸らすロバート。「そうそう、中央部ではこんな歌が流行っていてね…」
「意外と歌うまいですね、ロバートの旦那!」「教えてくだせぇ!」

東部へはまだまだ遠い道のり。ロバート氏、頑張って!

ヘレン記者)


「タカネノハナ?」


今日は避暑地で父さんと釣りをしたよ!
この間のきれいな姉妹が歩いていくのが見えたから、父さんに誰なのか聞いてみたんだ。
「伯爵家のご令嬢だよ。お前には高嶺の花だな」って笑われたよ。

タカネノハナ?
どんな花だろう。
帰ったら友達のミミちゃん(お花屋さんになりたい女の子だよ)に聞いてみよっと。

(マルコ記者見習い)


「ジーナ、まさかの宙吊り!?」


ハミハミ島探検など数々の武勇伝で知られる冒険家ジーナが、庭でまさかの宙吊りに…!?

ナンクル博士の発明品の試運転を引き受けたところ、装置が暴走し、こうなってしまったとのこと。
駆けつけた騎士団により、無事救助された。

「体がポーンと飛び上がった時にはびっくりしたわ!」(ジーナ談)
発明品も全壊したが、博士の話によると『パンケーキを自動で焼いて食べさせてくれる装置』だったらしい…。

(デイビス記者)


「エリザベス絵本原画展終了!あの女優の姿も」


昨日まで中央美術館で開催されていた、人気絵本作家エリザベスの原画展。

会期中には大勢のファンが訪れ、色彩豊かな原画の数々を楽しんだ。

来場者の中には女優ソフィの姿も。

エリザベスの絵本の魅力について尋ねると「言葉では語りつくせないです!」と可愛い瞳をキラキラさせて応えた。

(デイビス記者)


「キースのライブまもなく!」


ギタリスト・キース率いるバンドのライブが明日、西部ヘンゼル広場で行われる。
3週間前に雷ギターを怪盗紳士に盗まれるという騒ぎがあったが、無事取り戻した愛器で今回どんな演奏を聴かせてくれるのか。
シビレたい者は必見だ!

(カーター記者)


「シビレるぜ!雷ライブ」


西部ヘンゼル広場は、刺激を求める若者たちで埋め尽くされた。
目当てはギタリスト・キース率いるバンドの野外ライブだ

ボーカル・ハンナのパワフルな歌声を、雷ギターのしびれる音色がさらに高みへと駆り立てる!
集まったファンは大興奮で跳ねに跳ねた。
今日はハンナの誕生日ということもあって、ファンからたくさんのプレゼントが届いてハンナも大喜び。

この人気ぶり、マネジメントを狙っている者がいるという噂もあながち嘘ではなさそうだ。

(デイビス記者)