「さようなら!ヒツジの国親善使節団」


いよいよ別れの時となった。
わが国と深い友情で結ばれたヒツジの国親善使節団を乗せた船は、西部の住民たちに見送られながらゆっくりとビロード湾を後にした。

…と、南の海上から、キャプテン・クック海賊団のフライング・ダック号が。航海の無事を祈り、空砲を打ち上げる海賊たち。
思いがけない見送りに、ヒツジたちもきっと喜んでいるに違いない。

(カーター記者)